水中ドローンで不審物捜索 G7交通相会合控え、三重・志摩

三重県志摩市の周辺海域の不審物調査で投入された水中ドローン=16日午後

 先進7カ国(G7)交通相会合を1カ月後に控え、三重県警は16日、会場となる志摩市のホテルの周辺海域で、水中ドローンを使い不審物がないかどうか調べた。会合まで海域の監視を続け、陸上や空域の警戒も強化する。

 この日は、水上警察隊や機動隊など計8人が警備艇「かすみ」に乗り、ホテル周辺や賢島大橋付近で実施。水中ドローンを投入し、船上のモニターに海中を映し出して調査したほか、双眼鏡で不審な船が航行していないかどうかや陸側の様子も確認した。

 水上警察隊の浜野功警部補は「G7に向けて警備を強めていく。地域の方々にも協力をお願いしたい」と話した。

 交通相会合は6月16~18日に開催される。

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