【香港】香港ディズニーの22年9月期、赤字圧縮[観光]

香港ディズニーランド・リゾートが15日発表した2022年9月期決算は、純損益が21億HKドル(約364億4,000万円)の赤字だった。香港政府による新型コロナウイルス対策の営業制限や週2日の閉園措置により営業日数は6カ月程度にとどまったものの、赤字幅は前年度から12%圧縮した。売上高は前年度比31%増の22億HKドルだった。

入園者数は22%増の延べ340万人。このうち地元客と年間パスポート「マジック・アクセス(奇妙処処通)」の保有者はそろって22%増加し、前年度に続き過去最高となった。ホテルの客室稼働率は前年度から1ポイント上がって78%だった。

■営業正常化へ

マイケル・モリアーティ最高経営責任者(CEO)は、現在週5日に減らしている営業日を6月中旬から週6~7日に戻す方針を明らかにした。

ディズニーキャラクターのミッキーマウスとその生みの親であるウォルト・ディズニーのブロンズ像を10月に除幕する計画や、映画「アナと雪の女王」をテーマとした新エリアを11月に開業する計画にも触れ、集客に意欲を示した。

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