コンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)は、県産かんきつの完熟カボスとサンクイーンの果汁を使ったサワーを売り出している。
皮が黄色くなった完熟カボスは傷みやすく青果での流通が難しいため、セブンが2020年から果汁を使ったサワーで売り出している。今回は傷が付いて市場出荷が難しいサンクイーンも加えた。いずれも津久見市など県南地域が主な産地。
サワーはアルコール度数4%、果汁10%。カボスのまろやかな酸味とサンクイーンのすっきりした甘みが調和している。340ミリリットル缶は214円、500ミリリットル缶は297円。
開発担当者や生産者団体が県庁で発売を報告した。セブンの担当者は「付加価値を高めて生産者を応援したい」と話した。