九重など3町、20日から「バイク詣で」 ツーリングでスタンプラリー【大分県】

バイク詣でへの挑戦を呼びかける龍泉閣女将の関屋典子さん(左)ら=九重町町田
バイク詣ででもらえるスタンプやステッカー

 【九重】九重と熊本県の小国、南小国の3町をツーリングし、手形にスタンプを集めるラリー企画「バイク詣で」が20日に始まる。九重町のチェックポイントは宝泉寺温泉の温泉宿「はんなりおやど 龍泉閣」(町田)。女将(おかみ)の関屋典子さん(44)は「3町は全国有数のツーリングの聖地。県内からも多くのライダーに来てもらいたい」と呼びかけている。

 小国町の小国両神社がスタート地点。交通安全祈願を受けて最初のスタンプをもらい、龍泉閣、南小国町の「せのもと茶屋」を巡る。スタンプ三つを集めた人に「バイク詣での達人ステッカー」を進呈。11月まで月に2日間、土日祝日に開催予定で、達人ステッカーの枚数に応じて初級、中級、上級とステージが上がる。イベント終了後、ステージに応じたプレゼントも準備している。

 龍泉閣では毎回、参加者にバイク詣で限定タオルとステッカーを配る。日帰り入浴を半額の400円とし、貸しタオルも無料にする。

 イベントは小国両神社が中心になって企画し、今年で3年目。ツーリングは新型コロナウイルス禍でも人気が続き、2年間で延べ約千人が参加した。フェリーなどを使い遠方から来るグループや、海外からレンタルバイクで参加する人もいるという。

 関屋さんは「イベントをきっかけに、小さな温泉地のリピーターになってくれた人も多い。宝泉寺、九重を知ってもらう機会にしたい。温泉、グルメ、美しい風景を満喫し、安全運転で3町を巡ってください」と話している。

 今月は20、21の両日に開催。6月以降は週間天気予報を見ながら日程を決め、龍泉閣の交流サイト(SNS)などで告知する。

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