リンツァートルテのレシピ、オーストリアの伝統菓子の作り方
世界最古のトルテともいわれる「リンツァートルテ」
タルト型を使って焼きっぱなしで作る、滋味深い味わいのお菓子・リンツァートルテをご存じでしょうか。 格子状に絞った生地の間から見えるジャムの赤色が映える、クラシカルな見た目の伝統菓子です。 今回はリンツァートルテの由来や、市販のジャムを使って作る簡単レシピをご紹介します!
リンツァートルテとは
リンツァートルテとは、タルト型にスパイス入りの生地を敷き込み、ラズベリーやレッドカラントなどの赤い実のジャムをのせたお菓子。 名前の通りオーストリア・リンツ地方が発祥といわれています。 1653年の文献にはすでに登場しており、世界最古のトルテという説も。 ジャムをのせて焼き上げることで、クッキー生地とケーキ生地の中間のような、しっとりとした口当たりの仕上がりに。 スパイス香る生地と甘酸っぱいラズベリージャムの組み合わせは、今や世界中で愛されています。
スパイス香る♪リンツァートルテのレシピ(18cmタルト型1台分)
スパイスたっぷりの生地と、甘酸っぱいラズベリージャムの組み合わせがおいしいお菓子です。
ラズベリージャムの下準備
材料
- ラズベリージャム…225g
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作り方
1. ラズベリージャム・グラニュー糖・レモン汁を手鍋に入れて中火にかける。
1. ぶくぶくしだしたら弱火に切り替えて5〜10分間絶えず混ぜながら煮詰め、ある程度水分を飛ばしておく。
生地を作る
材料
- 無塩バター…70g
下準備
- バターと卵を常温に戻しておく。
作り方
1. 無塩バター・きび砂糖・塩をボウルに入れ、白っぽくなるまですり混ぜる。
「スパイス香る♪リンツァートルテ」の詳しいレシピページはこちら。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php
お好みのスパイスでアレンジも
スパイスの量や種類を調整して、自分好みの風味に仕上げてみて。 今回はシナモン・クローブ・オールスパイスの3種を使用しましたが、ジンジャーやナツメグなどお好きなスパイスを使用しても◎
レシピのポイント
リンツァートルテをおいしく作るためのポイントを確認しましょう。
ジャムは煮詰めて使用する
市販のジャムは火が入ると水っぽくなってしまい、焼き上がってしばらくすると生地に水分が移行し、崩れてしまう原因に。 ジャムの水分をある程度飛ばすことで、しっとりかつさっくりとした焼き上がりにできます。
型の下準備はきちんと
きれいなタルトに仕上げるためには、型の下準備が必須。 樹脂加工された型離れの良いものでも、使い続けるとうまく型から取り出せなくなることがあります。 バター+薄力粉で、しっかり下準備しましょう。
ミニタルト型で小さく仕上げるのも◎
小さな型で作るリンツァートルテも、かわいらしくておすすめです♪ レシピはそのままに「cotta タルト型(6個取)」を使って、ミニサイズにしてみました。
作り方
1. 出来上がった生地を30gずつ型に入れ、スプーンですり切って広げ、縁は指でなぞって少し下げる。
ミニサイズのリンツァートルテは、袋に入れてシールを貼れば、あっという間におしゃれな手土産に♪
世界最古のお菓子に思いを馳せて
オーストリアの歴史ある焼き菓子・リンツァートルテのレシピ、いかがでしたか? 香り高いスパイスと甘酸っぱいラズベリージャムの組み合わせは、長く愛されるにふさわしい一品です。
生地の敷き込みも簡単で、市販のジャムを使えばあっという間に出来上がるので、ぜひ作ってみてくださいね♪