「ゆめタウン諫早」核の区画整理 諫早市の地区計画案を承認 都市計画審議会

 長崎県諫早市長野町で地元準備組合が進めているイズミ(広島市)の大型商業施設「ゆめタウン諫早」(仮称)を核とした区画整理事業計画を巡り、市都市計画審議会(鶴田貴明会長、15人)は16日、都市計画法に基づき市が作成した地区計画案を承認した。
 地区計画は、建築物の制限など当該地区のまちづくりのルール。計画地は大半が市街化調整区域に当たるため、開発には市が地区計画案を都市計画決定する必要がある。承認を受け市は近く県と協議し、決定する予定。
 地区計画案によると、対象面積は島原道路長野インターチェンジに直結する約19.4ヘクタール。市都市計画の将来像である「ひとと自然がきらめく県央交流都市」を目指すとし、対象エリアを▽商業地区(約7.9ヘクタール)▽医療・児童福祉・健康施設などを誘導する業務地区(約8.8ヘクタール)▽住宅地区(約2.7ヘクタール)-に分け、用途制限などを示している。地元地権者らでつくる市長野土地区画整理準備組合が昨年2月、市に提出した開発計画案に沿った内容。
 都市計画決定後は準備組合が事業主体となる本組合を設立する運び。開業時期について準備組合側は2025年度を開業目標にしていたが、イズミは4月、26年度に変更することを明らかにしている。

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