70代男性の詐欺被害を再び防ぐ 十八親和銀行長崎漁港支店に2度目の感謝状 時津署

感謝状を受け取った田中課長(左)と髙尾さん=時津署

 時津署は16日、来店した70代男性の詐欺被害を未然に防いだとして、長崎市京泊3丁目の十八親和銀行長崎漁港支店(杉山啓幸支店長)に署長感謝状を贈った。同支店は2月にも、同じ男性の詐欺被害を防いだとして署長感謝状を受けている。
 同署などによると3月27日、来店した男性が「LINEで知り合った女性からネックレスを買ってほしいと頼まれた。今から代金を振り込む」と話したことなどから詐欺を疑い、振り込みを中止するよう男性を説得。同署に連絡するなどした。
 男性は昨年12月にも別の詐欺事案で来店し、支店と警察が連携して被害を防いでいた。今回は振込先の銀行名や支店名に不審な点があったという。
 男性の対応をし、同署で門脇隆仁署長から感謝状を受け取った従業員の髙尾さとみさん(56)は「詐欺被害に遭うという感覚が薄い方もいる。今後も被害防止に努めたい」。田中恵美課長(48)は「来店されたら必ずヒアリングをし、怪しい点や間違いがないか確認することを徹底したい」と話した。

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