松戸一中で集団食中毒 給食からノロウイルス 生徒と職員計60人に下痢や嘔吐など症状

 千葉県は16日、松戸市立第一中学校で、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したと発表した。1~3年生の生徒57人と職員3人の計60人に下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出て22人が医療機関を受診したが、重症者はいないという。県は同校内の施設で給食調理の業務を委託されていた「東京割烹」を16日から3日間、営業停止処分とした。

 県衛生指導課によると、10日に松戸市教委から松戸保健所に通報があり、8、9日に給食を食べた810人のうち60人に症状が出ていることが判明。18人の便からノロウイルスが検出された。検査のために保存していた8、9日の給食のうち、たけのこご飯の具ときな粉揚げパンからもノロウイルスが検出された。

 松戸市教委によると、同校では11日から給食を提供していない。

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