ユベントスとの契約更新を望むディ・マリア、なかなか交渉が進展しない理由とは?

写真:Getty Images

ユベントスとアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(35)の契約更新交渉が進んでいないようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

昨年7月にユベントスとの1年契約を結んだディ・マリア。攻撃の中心として公式戦36試合に出場し8得点7アシストを記録しているが、加入当初から今夏の母国復帰が噂され、選手キャリアの終盤を迎えたなかで悲願のワールドカップ(W杯)制覇を成し遂げたことも噂に拍車をかけた。

しかし、現在ではユベントスとの契約の1年更新を希望していることが周知の事実となっており、代理人を交えた交渉が進行中。クラブ幹部のフランチェスコ・カルボ氏がインタビューで「ニュースはない」と話すなど具体的な進展は今のところないようだが、時間はまだまだかかる見込みだという。

ディ・マリアは家族とともに暮らすトリノの街を大変気に入っており、給与などの金銭面は重要視せず。また、ユベントスが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保できなくても、これが退団に直結することはないとされる。

最も重視しているのはアルゼンチン代表との兼ね合いだ。ディ・マリアは来シーズン終了後の2024年6月に開幕するコパ・アメリカ2024をアルゼンチン代表としての集大成にするつもりだと考えられており、代表チームのコーチ陣に対し、ユベントスでプレーする自身を招集する見込みがあるかどうかを聞いているとのことだ。

何はともあれ、ディ・マリアとユベントスの両者は契約の1年更新という希望で一致。ディ・マリアにはバルセロナへの移籍という選択肢もあるとされるが、時間はかかるにせよ、いずれはユベントスとの間で合意に達する見込みのようだ。

© 株式会社シーソーゲーム