NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送を来年に控え、主人公となる紫式部の姿などが描かれた大型看板がJR石山駅(大津市)に登場した。市や観光団体などでつくる官民連携の協議会が、ゆかりの地であることをPRする狙いで設置した。
看板は高さ約3.0メートル、幅は延べ約9.5メートル。同市出身の漫画家、唐々煙(からからけむり)さんがイラストを手掛けた。紫式部が源氏物語を書き始めるきっかけになったとされる、石山寺から琵琶湖上に浮かぶ中秋の月を眺める場面をイメージしたという。
看板は駅自由通路の出入り口付近に設置された。「紫式部の筆はしる 源氏物語誕生の地 大津へようこそ」のメッセージが添えられ、足を止めて見入る人の姿も見られた。2025年3月末まで設置される予定。