ガソリンの不当廉売で警告 公取委、茨城・土浦の給油所で

 公正取引委員会は17日、茨城県土浦市の給油所でガソリンを不当に安く販売したのは独禁法違反(不当廉売)に当たる恐れがあるとして、運営する石油製品販売会社「三愛リテールサービス」(東京都品川区)に警告を行った。また、同社の給油所に対抗する価格で販売した別の4社を注意した。

 公取委によると、三愛リテールサービスは1月31日~3月7日、土浦市の給油所で、レギュラーガソリン1リットル当たり、仕入れ価格を下回る140~143円で販売していた。周辺の給油所の販売価格より20円以上安く、他の販売業者の事業活動を困難にさせる恐れを生じさせた疑いが持たれている。

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