近赤外線90%カット、子どもの目を守る偏光サングラス 福井のエリカオプチカルがマクアケで先行販売

ミラカナで応援購入できるエリカオプチカルの「ソライズキッズアウトドア」(同社提供)

 医療用保護眼鏡企画販売のエリカオプチカル(本社福井県坂井市丸岡町内田、北弘一社長)は独自の高機能偏光レンズを使った子ども用サングラス「ソライズキッズアウトドア」を開発した。子どもの目を保護する重要性を知ってもらおうと企画した。6月27日まで福井新聞社などによるクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で応援購入できる。

 同社は2022年10月、サングラスの一般向け自社ブランド「ソライズ」を立ち上げた。独自開発したレンズは肌に悪影響を及ぼす近赤外線を約90%カットし、HEV(高エネルギー可視光線)と紫外線は99%遮断するという。

 身長が低い子どもは地面からの照り返しにより、悪影響を受けやすいという。アウトドア向けに偏光レンズを採用し、近赤外線などのカット率を維持しつつ、色合いを濃くしてまぶしさも軽減した。レンズはブラウンとグレーの2色。

 安全性も追求し、レンズは割れにくいポリカーボネートを採用。フレームは樹脂と軟らかいラバー素材の2層構造で耐衝撃性を高めた。弾力性のあるテンプルで頭を包み込むような設計でずれにくく、子どもの成長に応じて長期間使用できるという。フレームは2タイプあり、各3色。

 北社長は「市場としてはまだまだ小さいが、目の健康は子どもの成長にとって重要な要素。子どもが安心して外で遊べるような商品を作り続けていきたい」と話す。

 ミラカナに参画するサービス「マクアケ」で購入できる。定価1万4300円で、割引販売のほか大人用とのセット商品なども用意している。正式販売は9月から。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億7千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年3月末時点)。

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