5月13日に福井県敦賀市永大町にある住宅資材など製造の「永大産業敦賀事業所」の工場で発生し、焼け跡から1人の遺体が見つかった火災で永大産業は14日までに、「何らかの理由で粉じん爆発が発生したと推測される」とホームページ(HP)で発表した。
粉じん爆発は、粉じんの粒子が空気中に一定の濃度で浮遊し、何らかの発火源が存在する時に発生する。
火災が起きた工場では木材チップを圧縮してパーティクルボードと呼ばれる板を製造していた。同事業所によると、爆発音があったことや木材チップを扱っていることから推測したという。
⇒【動画】火災当時の様子
福井県警敦賀署と敦賀美方消防組合などは16日、実況見分を行い、火災原因を調べる。同署は見つかった遺体の身元確認を急いでいる。
永大産業はHPで「原因などについては調査に全面的に協力し、指導を仰ぎながら迅速に対策を実施していく」としている。