マンゲキを代表する6組が二手に分かれて伝統枠で新番組スタート!

大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)で公開収録される新番組が、2つスタートします! その番組とは、6月3日(土)スタートの『マジで勘弁!けびた君』(CSチャンネル「GAORA」)。そして、7月4日(火)スタートの『カベポスター・天才ピアニスト・フースーヤのワチャラチャ忍忍』(サンテレビ)の2番組です。
出演するのは『マジで勘弁!けびた君』がkento fukaya、ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)、滝音(さすけ、秋定遼太郎)の3組。かたや『ワチャラチャ忍忍』は、カベポスター(永見大吾、浜田順平)、天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)という顔ぶれ。

GAORA、サンテレビ共に“伝統”と呼ばれる枠にマンゲキを代表する6組が出演!

『マジで勘弁!けびた君』を放送するGAORAの放送枠は、かつて『千鳥のぼっけぇTV!』や『麒麟・千鳥の二笑流TV』『銀シャリの(base)5upベイベー』『マンゲキ発信!BUZZってミキ!』『ろくでなしミトリズ』『ロングコートダディ・ニッポンの社長のぼちぼちストレンジャーズ』を放送。一方、『ワチャラチャ忍忍』を放送するサンテレビでは、『よしもとサンサンTV』に始まり『笑い飯・千鳥の舌舌舌舌』『笑い飯のおもしろテレビ』『アキナ・和牛・アインシュタインの バツウケテイナー』『さや香・ラニーノーズ・ネイビーズアフロのバツウケテイナーR』。それぞれ名物番組を生み出してきた歴史があり、いわば伝統の枠にマンゲキの未来を担う6組が出演し、切磋琢磨します。

これに先立ち、5月17日(水)によしもと漫才劇場にて新番組合同発表会見が行われました。
まずは『マジで勘弁!けびた君』に出演するkento fukaya、ビスケットブラザーズ、滝音がキャラクターの衣装を着てステージに。『マジで勘弁!けびた君』は、昭和レトロな街に暮らす“けびた家”の5人兄弟が様々な人々を巻き込んでおくるドタバタバラエティー番組。兄弟は、長男のあきた(秋定)、次男・きんた(きん)、三男・けんた(kento fukaya)、四男・はらた(原田)、五男・さすた(さすけ)という設定。
MCの令和喜多みな実・河野良祐が改めて「いろいろ設定があるんですよね?」と質問すると、「実際に兄弟です!」「設定なんて言わないで!」と口々に抗議。内容は、5人がさまざまな企画にチャレンジ。いろんなジャンルの職業を引退した“元○○さん”をゲストに招き、その世界の裏話を聞いて学び、時にはそのジャンルにまつわることに5兄弟が挑戦するコーナーがあり、初回収録では「元万引Gメン」と「元力士」を招いたと明かし、秋定は「信じられへんくらい盛り上がった。芸人さん並にいろいろやっていただいた」と振り返ります。また、番組MCは、“お回しさん”と呼ばれる町のおまわりさんに扮した芸人たちが担当。初回収録では、なにわスワンキーズ・仲西隼平、ダブルヒガシ・東良介が担当。
そして、番組のタイトルロゴとキャラクターデザインを描き起こしたのは、漫画家の東村アキコ先生! もともと東村アキコ先生の漫画のファンという原田が、およそ1年前、東村先生にSNSをフォローされたのが縁で、今回思い切ってオファーしてみたところなんと快諾。「kento fukayaも「すごいことです!」、原田も「(イラストが)めちゃくちゃかわいい」と絶賛します。

お笑い界に“ラチャ”=突風を吹かせる忍者エンタテインメント

続いては、『カベポスター・天才ピアニスト・フースーヤのワチャラチャ忍忍』のメンバーがステージに。『ワチャラチャ忍忍』は、忍びなのに忍ばない、目立ってナンボのお調子者忍者たちが一人前のおもしろ忍者になるために、さまざまな修行や対決を行う忍者エンタテインメントバラエティ。6人は「忍タメ(忍者エンタメ)です!」と口を揃えます。番組もタイトルも6人で話し合って名付けたという思い入れのあるもので、「ワチャラチャ」という言葉を提案したという田中がこう話します。「“ワチャワチャする”感じがいいなと思ったので “ワチャワチャ”の言葉も入れたんですけど、“ワチャワチャ”では普通すぎる。“ラチャ”はスペイン語で突風という意味で、お笑い界に突風を起こそうということで『ワチャラチャ忍忍』にしました」
番組では、6人が面白修行として体を張ったさまざまな検証を書き記す「面白忍法帖」や、特技のある芸人を集めて対決するコーナー、さらに、日常生活で使える術を紹介するコーナーを予定。そこで、フースーヤが習得している得意技「学校に行っている時に、スナイパーにライフルで狙われているときの術」と称したギャグを披露し、盛り上げます。

2つの新番組の出演者が集合しての合同発表、ライバル心もあろうということで、番組対抗3本勝負で対決することに!勝ったチームにはご褒美、負けたチームは罰ゲームを、番組内で実施するといいます。河野から「ご褒美はなにがいいか」と尋ねられた面々は、「河野さんのディープキス(谷口)」、「千房のお好み焼き(田中)」、「現金(秋定)」と言いたい放題。
1つ目の対決は、「マジで回答!答え揃えましょう!」。「○○といえば?」という質問に、チーム全員で答えがピッタリ揃うように答えるという挑戦です。「新番組で発売したいグッズといえば?」など3つのお題に挑戦しますが、残念ながら両チームとも失敗…。2つ目の「ワチャラチャ!風船チャンバラ!」では、頭の上の紙風船を割り合うシンプルなゲームで、『ワチャラチャ忍忍』チームに軍配が上がります。
最後のゲームは、令和喜多みな実・河野が考案したゲーム「5秒追加綱引き」。最初は0人対0人の状態から始め、5秒ごとに袖から1人ずつ出てきて綱を引き、敵チームを袖の中まで引きずり込めたチームの勝利。初戦では、はらた(原田)VS天才ピアニストの対決となり、はらたが圧勝。2戦目はきんた(きん)が飛び出し、またも天才ピアニストは敵陣の袖に引きずり込まれてしまいます。3戦目はビスケットブラザーズVS天才ピアニストという構図になりますが、あっというまにビスケットブラザーズの圧勝。しかし、これがルール違反と判定されて無効となり、3本勝負は「ワチャラチャ忍忍」チームの勝利!
『けびた君』チームは今後、罰ゲームが番組内で行われることが決まりました。

由緒あるすごい枠に出演することが決まって“売れ確”!?

新番組合同発表会見後には、メディア向けの質疑応答が行われました。
GAORA、サンテレビともに“伝統の枠”と呼ばれる曜日、時間帯に番組が始まるということで、意気込み十分の6組です。『マジで勘弁!けびた君』に出演するきんは「由緒ある枠で、過去の実績や出演者を見た時に『これは安心だな、“売れ確”だな』と思える顔ぶれだったので、夢が叶ったなと思います」と語れば、原田も「(番組を)やれた時点で勝ち」と笑顔。秋定は「ロケでハワイに行けたらいいなと思います」と期待を寄せます。また、さすけ以外がNSC大阪33期生と同期のため、原田は「3組だけでしか見えない面が見えたらいい」、kento fukayaも「同期ならではの仲良さを見せたいです」と意気込みを。
一方、『ワチャラチャ忍忍』に出演する永見は「すごい枠をいただいたので、盛り上げてサンテレビさんで『24時間テレビ』をやりたい」と野望を。浜田は「伝統枠を引き継げたというか、先輩がたががんばってくださっていたから僕らに回ってきたので、僕らも『ワチャラチャ忍忍“R”』に引き渡せるように盛り上げていけたらと思います」と伝統枠への決意も。
『ワチャラチャ忍忍』は火曜夜10時~で、裏番組はバラエティや報道番組などが勢揃い。なかでも博多華丸・大吉、千鳥の番組が放送されていることもあり、谷口は「華大さんや千鳥さんに『裏にワチャラチャ忍忍あるしな~』と言わせたいですね」と強気の発言。ますみも「私たちも報道的なことします」、田中は「この時間帯のテレビ番組、全部おもしろいよなと世間に言われたら勝ちです!」と意気込んでいました。

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