5月では記録的暑さ 広島市で「史上最早」真夏日に 大朝・油木では5月観測史上 最高更新

17日の広島県内は多くの地点で気温が30℃以上の真夏日となり、ことし一番の暑さでした。広島市中区では夕方に30℃を超え、5月としては史上最も早く「真夏日」となりました。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「お昼12時半すぎ、街の気温計は27℃を示しています。外を歩いていると、じわっと汗がにじんでくるような強い日差しが照りつけています」

広島市中区では午後5時すぎに30.1℃を観測しました。気象庁の観測記録が残る1879年以降では最も早い「真夏日」となりました。

子どもと水遊びに
「暑いですよね。けっこう暑いのは得意なんですけど、自転車で来ていて、さすがにこの暑さはこたえますね。子どもの方は心配で、熱中症にこの時期なるとも聞いたので、水分補給は気をつけてさせています」

17日は、県内に19ある気温の観測点のうち13地点で真夏日となりました。特に県北部や内陸では記録的な暑さとなり、安芸太田町加計では34.0℃に達したほか、北広島町大朝や神石高原町油木では5月の観測史上最も高い気温を更新しました。

消防によりますと、17日は県内で3人が熱中症とみられる症状で搬送されたということです。

街の人たち
「(マスクが)暑いです。めっちゃ死にそう。顔が恥ずかしいから(つけている)。化粧崩れがやばくなったら取ろうかなって」

「ワイシャツで動きたいくらいですね。(スーツを)脱がない理由は、仕事上、着ているだけで、脱げるなら脱ぎたいですよね」

この記録的な暑さは17日がピークで、あす18日の日中は30℃を上回るような地点はない見込みです。

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