カプコンへの攻撃にも関与か 米司法省が訴追のロシア人

カプコン本社=大阪市、2020年11月

 身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」を使ったサイバー攻撃の容疑で米司法省に訴追されたロシア国籍の男が、2020年のゲーム大手カプコンへの攻撃にも関与したとみられることが17日、関係者への取材で分かった。今回の訴追を巡っては、警察庁が捜査に協力しており、日本国内への攻撃との関連も捜査する。

 米司法省は16日、ランサムウエアを使ってワシントンの警察当局などにサイバー攻撃をした疑いで、30歳の男を訴追したと発表。司法省によると、男は遅くとも20年初め以降、「ロックビット」など三つのハッカー集団による事件に関わり、政府機関や病院などに攻撃を仕掛けた疑いがある。

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