【光州共同】韓国南西部の光州市で1980年、民主化を求めた市民らに軍が発砲するなどして160人以上が殺害された光州事件の発生から18日、43年を迎え、政府主催の追悼式典が同市の国立墓地で開かれた。尹錫悦大統領が演説し、民主化運動の精神を継承するため「自由と民主主義を脅かす勢力と立ち向かい、闘わなければならない」と述べた。
事件を巡っては、特別法に基づく調査委員会が16日、軍による発砲が20カ所以上で計50回超にわたり行われたとする中間報告を示すなど、真相究明の動きが続く。尹氏は「この地の自由民主主義は、多くの人の犠牲と献身により守り抜いたものだ」と述べた。
