「シティのやり方は予想してた」。クルトワが語ったレアルの敗因は『パスの質』

17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグでマンチェスター・シティと対戦したレアル・マドリー。

ホームのサンティアゴ・ベルナベウで行われたファーストレグでは1-1と引き分け、セカンドレグに望みを繋いでいた。

しかしながら、17日に敵地エティハド・スタジアムで行われたセカンドレグでは前半のうちにベルナルド・シウヴァに2ゴールを許す厳しい展開に。

そして後半になってもペースを引き戻せず、セットプレーからオウンゴールで失点してしまい3点差に。

さらに後半アディショナルタイムにはフリアン・アルバレスに追加点を決められてしまい、最終的には0-4と完膚なきまでに叩きのめされてしまった。

押される中でもマンチェスター・シティの攻撃を何度も弾き返していたレアル・マドリーのGKティボー・クルトワは、試合後以下のように話していたという。

ティボー・クルトワ

「マンチェスター・シティのスタートは我々にとって驚きではなかったと思うよ。爆発的なプレッシャーをかけてくるだろうと予想していた。

おそらく簡単にボールをキープさせてはくれないだろう、我々のペナルティエリアまでプレッシングを受けることになるだろうとね。

大きな問題は、我々が攻撃的なプレーを作れるようにできなかったことだ。そして我々がチャンスを作れなかった時、マンチェスター・シティが非常に快適にプレーしていたことだ。

マンチェスター・シティがゴールを決めたとき、大きな失敗だと感じたよ。そしてトニ・クロースがシュートをバーに当ててしまった。

我々の今シーズンは、小さなことがうまくいかないことが多かった。それはまさに昨シーズンのマンチェスター・シティのようにね。

ハーフタイムの時点では試合をひっくり返すことはできると感じていたが、我々のパスは正確ではなく、テンポも悪かった。それが大きなツケになったね。

しっかりと深く分析しないといけない。そのために我々はこの試合を振り返る必要がある。

我々は彼らにセカンドボールを拾わせないようにしなければいけなかった。シンプルなパスをもっと多く成功させなければいけなかった。

自分たちがボールを追いかけて、シティがプレスをかけてくる。これは簡単ではない。相手は6~8人を高い位置に置いていたんだからね。我々はそれから抜け出す方法を見いだせなかった。

このように負けるのは本当に痛い。2-1や1-0ならともかく、これは受け入れがたい大敗だ。もちろんここまで勝ち上がってきた自分たちの道のりには誇りを持つべきだけどね。

マンチェスター・シティは国内でも素晴らしいシーズンを過ごしているチームだ。自分たちが100%で戦えなければ、それは常に難しい試合になるものだ」

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マンチェスター・シティがかなり高い位置からプレッシングを仕掛けてくることはわかっていたが、パスの質が低かったために突破できなかった…とのこと。

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