県内、今年初の真夏日 熱中症か、米沢の男性搬送

今年初の真夏日となり、日傘を差した通行人が目立った=山形市七日町

 高気圧に覆われた影響で、県内は17日、全域で好天となった。各地で気温が上昇し山形、米沢、村山、鶴岡、東根は今年初の真夏日(最高気温30度以上)となった。他は26~29度で山形地方気象台の観測地点22カ所のうち19地点が今年の最高気温を観測した。季節外れの暑さで、米沢市では90代男性が熱中症の疑いで救急搬送された。重症とみられる。

 同気象台によると各地の最高気温は山形31.2度、米沢と村山30.4度、鶴岡30.1度、東根30.0度、尾花沢29.8度、新庄29.5度、高畠28.8度、酒田26.0度など。全般に平年値を6~9度上回り、多くの地点が7月中旬から下旬並みの暑さになった。山形市は朝から日差しが強く、中心市街地では日傘を差す姿が目立った。

 置賜広域行政事務組合消防本部によると、熱中症の疑いで搬送され、重症とみられる米沢市の高齢男性は、同市入田沢でワラビ採り中だったという。同日正午ごろ「動けなくなったようだ」と家族を通して119番通報した。40度近い発熱があり、搬送時に会話は可能だったという。

きょうも猛暑日予想

 県内は18日も晴れる見込みで、予想最高気温は村山35度、置賜33度、最上32度、庄内28度。同気象台は熱中症への注意を呼びかけている。

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