5月なのに猛暑日寸前…福井県福井市34.9度 18日、県内の5月史上最高を更新

 福井県内は5月18日、高気圧に覆われ、昼過ぎにかけて各地で気温が上がった。福井市で午後1時10分ごろにこの日の全国7位タイとなる34.9度を観測し、県内の5月の観測史上最高を更新した。南越前町今庄(33.5度)、美浜町(33.9度)は両地点の5月の記録を上回り、坂井市春江町(34.3度)も並んだ。

 福井地方気象台によると、17日に続く季節外れの暑さは南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、県内全10観測地点で30度以上の真夏日となった。福井新聞のまとめでは、県内で少なくとも10~80代の女性3人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。

 19日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響を受け、雨で夕方から曇りの予報。予想最高気温は福井市21度、大野市と敦賀市各20度で、18日から10度以上下がる見込み。20日以降は再び、気温が平年並みか平年より高い日が続くとみられる。

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