「勉強になった」 “大魔神”佐々木主浩氏が堀川未来夢から学んだこと

同組の堀川未来夢(右)から金言を授かった佐々木主浩氏(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 初日(18日)◇取手国際GC(茨城)◇東コース6804yd、西コース6544yd(パー70)◇晴れ(観衆1806人)

プロ2人、アマチュア2人が1組でプレーするプロアマ形式の今大会は、今年も豪華なアマチュアが出場し、フィールドを盛り上げた。

予選会を勝ち上がり、2年連続の本大会出場となった元プロ野球選手の“大魔神”佐々木主浩氏は、長男・彰吾氏と今年もタッグを組んだ。2人がそれぞれのボールをプレーし、各ホールのベストスコアを採用するフォアボール方式のラウンドだったが、「息子が情けなくて…。全然貢献してくれなくて、自分がただ回っているだけだった」と笑いながら振り返った。

谷繁元信氏のペアは4アンダー3位に入った(撮影/中野義昌)

日頃からYouTubeチャンネルを見ているという同組の堀川未来夢からは、目からウロコのアドバイスも授かった。佐々木氏が「ダフりそう」と思いながら打ったアプローチが、その通りダフったのを見て、堀川が「ということはイメージ通りだから良いんですよ」とアドバイス。右に曲げそうなホールで右に曲がったら「思い浮かべている球が出ているから、良し」という逆転の発想でのプラス思考を学んだ。

「(今までは)『やっちゃった!』って思ってたけど、これは勉強になった。ゴルフは精神的なものが大きいので。そういう考え方もあるんだな、と」。今年も前年と同じ7オーバーで26位に終わったが、プロゴルファーのメンタルに感心しきりだった。

宮本慎也氏のペアが5アンダー「65」で東コースを制した(撮影/中野義昌)

元プロ野球選手では、佐々木氏の他に3人が出場し、全員東コースをプレーした。5アンダー「65」で回った宮本慎也氏のペアが見事優勝し、4アンダー3位に谷繁元信氏ペアが入った。

初出場で2アンダー5位に入った川上憲伸氏は、ベストスコア「71」の腕前を誇る。現在は週1、2回のラウンドを楽しんでいるという。

川上憲伸氏はベストスコア「71」(撮影/中野義昌)

この日はプラーベートでも親交があるという池田勇太と、若手の米澤蓮と同組でプレー。「むちゃくちゃ緊張した。トッププロの池田さんと、ゴルフ界期待の若手の蓮くんと一緒にできていい思い出になった」と充実感をにじませた。

「(パートナーに)迷惑しか掛けなかった」とプレーは納得の行くものとはならなかったようだが、「来年リベンジしたい」と“再登板”の意思を示した。(茨城県つくばみらい市/内山孝志朗)

プロキャディの進藤大典氏も2年連続出場。1アンダー8位だった(撮影/中野義昌)
モデルの三枝こころ氏と森田えりか氏がフィールドに華を添えた(撮影/中野義昌)
川上憲伸氏はベストスコア「71」(撮影/中野義昌)

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