ネットの口コミやタレントの発信、うのみにしないで 業者に頼まれたり根拠不足のケースも【教えて!相談員さん】

ネットの口コミうのみにしないで…

 消費者は、ネット上の口コミやタレントなどの発信内容に反応し、特定の商品・サービスを購入する傾向にあります。

 こうした口コミなどには、業者に頼まれ発信したケースや、科学的な根拠等が不足する内容が含まれており、信ぴょう性に乏しい場合があります。

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 このため、実際より良く見せかける表示が行われたり、過大な景品付き販売が行われると、それらにつられて消費者が実際には質の良くない商品やサービスを買ってしまい不利益を被る恐れがあるため、景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制しています。

 センターへの相談では、SNSの動画広告をうのみにしたり、契約内容を十分に確認しなかったトラブルは、若者から高齢者まで幅広く寄せられています。

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 消費者には情報をうのみにせず、情報の真偽公正さを見極める能力(リテラシー)が求められています。

 国では審議会を開催し、アフェリエイト広告(広告収入を得るために代理店やアフェリエイターが掲載する広告)を規制する検討を行っています。

 福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。

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