けんか山グッズで魅力発信 4団体が拍子木、タオルなど作製 19日から伏木曳山祭

伏木曳山祭に向けて商品化された拍子木やタオル、ステッカーなどのグッズと関係者=高岡市商工会議所伏木支所

 19、20日に高岡市で開催される伏木曳山祭(ひきやままつり)を前に、地元の4経済団体が「伏木けんか山グッズ」を製作した。山車(やま)の巡行に欠かせない拍子木に、ステッカーとタオルを加えた3種類で、県内外から訪れる観光客らに記念の土産品として買ってもらい、祭りの魅力を広めてもらう。

 グッズを作ったのは高岡商工会議所伏木地区議員懇談会、伏木商店連盟、伏木商工万葉会、伏木商工業青年部会の4団体で構成する「新風会」。

 「伏木けんか山拍子木」はミニ(長さ10センチ)、大(22センチ)、特大(25センチ)の3種類を用意した。一部の素材は、提灯(ちょうちん)山車をぶつけ合う祭りの醍醐味(だいごみ)「かっちゃ」で昨年に使われた「付(つけ)長手(ながて)」から削り出した。価格はミニ500円、大1500円、特大2500円。「本物仕様」のため、合計150個の数量限定となる。

 「伏木けんか山ステッカー」は3色1組で500セットを販売する。たたきつけたような筆致で祭りの迫力を表現した。価格未定。長さ1.1メートルの「伏木けんか山タオル」は黒、白の2種類で、各山車にある「鉾(ほこ)留(どめ)」の絵柄をデザインした。1500円で、各100本を用意した。

 グッズは20日午前10時から「お祭り広場」で販売する。青年部会はクリアファイルも販売ラインアップに加える予定で、新風会の牧亨会長は「祭りを見に来た人に喜んでもらえる土産品となった。新型コロナウイルス感染症も5類に移行しており、多くの人に楽しんでほしい」と期待した。

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