茨城県警察学校(小泉辰也学校長)で18日、日頃の訓練の成果を競う恒例の「ブラッシュアップ訓練」が行われ、初任科生計140人が駅伝と綱引き、リレーの3種目で体力や腕力を競った。
同学校によると、訓練は同期の団結を深める場として、名前を変えながら30年以上続いている。初任科生たちは日頃から5キロの大盾を持って走り込むなど鍛錬。会場では、30度近い炎天下でも、声をかけ合いながら懸命に取り組む姿が見られた。
屋代佳南巡査(22)は、訓練を通して「さらに団結が深まった。みんなで一緒に立派な警察官になれるよう、残りの訓練も頑張る」と笑顔。小泉学校長は「今日の経験を糧に、自分が苦しい時でも他人を思いやれる警官になってほしい」と期待を寄せた。