三笘フル出場のブライトンがニューカッスルとの上位対決で完敗…《プレミアリーグ》

写真:Getty Images

三笘薫の所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンは18日、プレミアリーグ第25節延期分でニューカッスルと対戦し1-4で敗戦した。三笘はフル出場している。

直近でアーセナルに完勝した6位ブライトン(勝ち点58)が、2試合勝利のない3位ニューカッスル(勝ち点66)のホームに乗り込んだ一戦。シーズン最終盤の過密日程が続くブライトンの三笘は[4-2-3-1]の左MFでスタメンとなった。

立ち上がりからニューカッスルのハイプレスに苦戦を強いられるブライトンは、10分にピンチ。自陣でのボールロストからショートカウンターを受けると味方とのパス交換でボックス右深くに侵入したアルミロンの折り返しからウィロックがシュートを放ったが、これはゴール右に外れて難を逃れた。

その後も劣勢の時間が続くブライトンは、22分にセットプレーから失点する。トリッピアーの左CKをニアでクリアを試みたウンダブに当たったボールがそのままゴールに吸い込まれた。

先制を許したブライトンは37分、ボックス左横でパスを受けた三笘がカットインから右足を振り抜いたが、シュートは枠の上。前半終了間際にも味方のスルーパスに反応した三笘がボックス内に侵入するも、ボールはシェアに対応されクリアされた。

このまま前半終了かと思われたが、ブライトンは前半終了間際に追加点を許す。アディショナルタイム4分、バイタルエリア右のFKからトリッピアーがクロスを供給すると、バーンがヘディングシュートを流し込んだ。

迎えた後半、先にチャンスを作ったのはニューカッスル。50分、左クロスをニアでウィロックのフリックすると、ファーサイドに走り込んだアルミロンが左足ボレーで合わせたが、シュートはGKスティールの好セーブに防がれた。

すると直後の51分、ブライトンは中盤のギルモアがロングパスを供給すると、これを受けたウンダブがボックス内まで持ち上がり、冷静にシュートを流し込んだ。

1点を返したブライトンは、56分にウェルベック、ブオナノッテ、ギルモアを下げてファーガソン、エンシソ、マク・アリスターを投入する3枚替えを敢行。しかし、65分にピンチを迎える。アルミロンの左クロスをイサクがドンピシャのヘディングシュートで合わせたが、これはGKスティールのファインセーブで難を逃れた。

徐々にボールを保持する時間を増やすブライトンだが、ハイプレスから自陣での守備に重きを置き始めたニューカッスル守備網を突破することができず。すると、89分に再び失点する。

自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けたニューカッスルは、右サイドを持ち上がったアルミロンのスルーパスでDFの裏に抜け出したウィルソンがGKとの一対一を制した。さらに直後の91分にも中盤でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、ボックス内に侵入したウィルソンの落としをギマランイスがゴールに流し込み、4-1でタイムアップ。

アウェイで完敗を喫したブライトンは、来季のヨーロッパリーグ出場権を争うトッテナムやアストン・ビラとの勝ち点差を広げることはできず。一方、3試合ぶりの勝利を飾ったニューカッスルは、来季のチャンピオンズリーグ出場権を争うマンチェスター・ユナイテッドやリバプールとの勝ち点差を広げることに成功した。

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