「人生にはチャンスが与えられる」昨季のリベンジ達成のシティ、3冠へグアルディオラ監督も意気込み「とても近づいている」

写真:Getty Images

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。

17日、CL準決勝2ndレグでシティはホームにレアル・マドリーを迎えた。

昨シーズン王者のマドリーと再びの対戦。1stレグは1-1のドローとなっており、この試合で勝利したものが決勝に進むこととなる。

試合はホームのシティが予想を超えるパフォーマンス。23分にベルナルド・シウバが先制ゴールを決めると、37分にもゴール。2-0で前半をリードして終えると、巻き返したいマドリーを尻目に76分にマヌエル・アカンジ、後半アディショナルタイムにはフリアン・アルバレスもゴールを決め、終わってみれば4-0。2戦合計5-1と圧倒して決勝に駒を進めた。

昨年は同じ舞台で痛みを味わったシティが見事なリベンジ達成。グアルディオラ監督は勝利を喜び、リベンジ達成での決勝進出への想いを語った。

「選手たちは長年にわたって続けてきたチームだが、今日はそれに値する報酬を手にした。イタリアのチームとの決勝だ」

「レアル・マドリーを引き当てた時、私はそれを望んでいた。今日それが実現した。組織、会長、オーナー、選手たちのことを考えると、とても嬉しい」

「ここ数日、このようなタイプの試合をするための冷静さと緊張感が混在しているような気がした」

「10分か15分が経過し、昨シーズンから1シーズン感じていた全ての痛みが今日もそこにあるように感じた。昨シーズン、ここではとても厳しく大変な思いをした。我々は今日のプレーと全く同じようなプレーをしていた」

「インタビューでトニ・クロースが、エティハドでは10vs0か10vs2で負ける可能性があったから、マドリーは特別だと言っていたのを覚えている」

「世界最高の選手の1人であり、私がこれまでトレーニングして来た中で最高の選手の1人だった彼がそう言うのなら、我々はそこにいたのだ。負け方は厳しかった」

「毒を飲み込み、全てを飲み込み、優しくすれば、サッカーやスポーツはいつも別のチャンスを与えてくれる」

「我々は敗北を受け入れ、今日はそこにいた。人生にはチャンスが与えられる。そして大切なのは、諦めないことだ」

「サッカーと人生は常にチャンスを与えてくれる。大切なのは、決して諦めずにもう一度挑戦することだ」

「重要なのはそこにいることであり、我々はプレミアリーグ優勝まであと1試合となった」

「もし実現するならば、我々はプレミアリーグで3年連続で優勝し、CL決勝に2回、準決勝1回ということになり、それは一貫したものと言える」

プレミアリーグも長らく首位を走っていたアーセナルを逆転し、あと1勝で3連覇が決定。トレブル(3冠)も見えて来た中、決勝への意気込みを語った。

「我々はとても近づいている。プレミアリーグも終盤に差し掛かっているが、あと1試合必要だ」

「そして隣国やイタリアのチームと対戦するときは、落ち着きが必要だ。ファンが幸せになる…それは最大の賛辞だ」

「その場にいて、インテルと対戦できる喜びは計り知れないものがある。この機会を楽しむつもりだ。我々は勝つために努力するつもりだ。そしてもちろん、挑戦もする」

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