神戸港と世界結ぶコンテナ船初入港 伏木富山港

伏木富山港に初入港したコンテナ船「さくら」=射水市越の潟町

 神戸港を経由して世界各国に貨物を運ぶ「国際フィーダー航路」の寄港地に加わった伏木富山港(新湊地区)に18日、定期コンテナ船が初入港した。現地で歓迎式があり、関係者が新規航路の開設を祝った。

 同航路は神戸、北九州、秋田、新潟、伏木富山の順に回り、北九州、神戸に戻る。井本商運(神戸市)と香港に本社を置くオリエントオーバーシーズコンテナラインリミテッド(OOCL)の2社が運航する。

 18日はコンテナ船「さくら」が入港。県と射水市が開いた式には約30人が出席し、井本商運の井本隆之社長が「新規航路の開設で荷主の選択肢が増え、伏木富山港の利便性が高まる」とあいさつした。

 さくらは毎週木曜に伏木富山港に寄港する。アジアや欧米向けの輸送のほか、中継地の北九州を活用した国内輸送にも利用できる。

さくらの前で記念撮影する出席者
新規航路開設を祝った歓迎式

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