豊後高田市香々地の特産PRへ新商品 海産物のフィギュア、薬草や海藻使ったふりかけ【大分県】

新商品をPRする羽迫晃会長(左)ら関係者=豊後高田市香々地
海産物をモチーフにした「ご当地フィギュア」(手前)と薬草や海藻を使った「ふりかけ」

 【豊後高田】豊後高田市香々地の特産をPRする新商品ができた。海産物を模した「ご当地フィギュア」のカプセル玩具と、薬草や海藻を使った「ふりかけ」。香々地サンウエスタンなど地区の店舗で販売している。

 ご当地フィギュアは、香々地農・海産物直売所運営協議会(羽迫晃会長)が企画した。周辺の海で取れるサメとタコ、羽迫会長が2018年に捕獲し、大分マリーンパレス水族館うみたまご(大分市)で公開された青いガザミ(ワタリガニ)をモチーフにした3種類がある。サンウエスタンに設置しているガチャガチャ(1回300円)で、どれか1個が出てくる。

 ふりかけは、地元の海岸の岩肌に自生するセリ科の多年草ボタンボウフウと、ヒジキ、アオサの粉末を混ぜ合わせている。香々地ボタンボウフウ研究会(後藤龍太郎代表)の新商品で、1袋税込み540円。

 ボタンボウフウは食物繊維やビタミンなどを多く含むことから、同会は「香々地長命草」と名付け、青汁パウダーやスイーツも作っている。

 両会の関係者は「これからもさまざまなアイデアを出して、地区で取れた農・海産物の魅力を多くの人に伝えたい」とPRしている。

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