岸田文雄首相は19日午前、先進7カ国首脳会議（G7広島サミット）開幕に先立ち、カナダのトルドー首相と広島市内で会談し、サミットでG7の揺るぎない結束を世界に示すため連携することで一致した。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、対ロ制裁堅持とウクライナへの支援継続で合意。続いてドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領とも会談した。
岸田首相はトルドー氏との会談で、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を申し合わせた。食料危機やエネルギー問題を抱える「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国への関与の重要性も共有した。
