「まつボーロ」が人気! 長崎・松浦高と百枝製菓舗のコラボ商品 1カ月で1600個販売

「まつボーロ」の旗を手に笑顔を見せる百枝店主と松浦高の生徒=松浦市今福町、百枝製菓舗前

 長崎県松浦市今福町の百枝製菓舗(百枝秀樹店主)で看板商品の「丸ぼうろ」にチョコレートを使用した「まつボーロ」が人気を集めている。県立松浦高(舟越裕校長、同市志佐町)とのコラボ商品で、店舗に並び始めた2月から約1カ月で1600個を販売。百枝店主は「チョコを使う発想がなかった。丸ぼうろとこんなに合うなんて」と出来上がり当初の驚きを振り返った。
 「まつボーロ」は「丸ぼうろ」の半分をチョコレートでコーティングし、もう半分にチョコチップをまぶしたことで、食感の違いも楽しめる逸品。生徒が地域の課題を研究し、提言や具体的な行動で課題解決力を高める市との協働教育活動「まつナビ・プロジェクト」の一環で生まれた。昨年度、10班あった内の「まつナビ6班」だった現3年生8人で試作を重ね、約10カ月かけて完成させた。
 20日には同市志佐町の道の駅、松浦海のふるさと館横にある漁村体験学習施設で開かれるイベント「ごったniまつり」で生徒たちが出店。午前10時から午後4時まで、限定300個を一つ160円で販売する。
 今月上旬、生徒がデザインしたのぼり旗も完成。17日に5枚のうち2枚が百枝店主から学校へ贈られた。開発メンバーの1人、江口栞那さん(17)は「インパクトのあるデザイン。のぼりを掲げれば5割増しで売れるかも」と販促効果を期待している。

百枝製菓舗と松浦高のコラボ商品「まつボーロ」

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