電気自動車充電設備を新たに約100基設置へ 那須塩原市

 那須塩原市の渡辺美知太郎市長は18日、定例の記者会見を開き、市内に電気自動車用の充電設備を新たに約100基設置すると発表しました。

 温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す那須塩原市では電気自動車の購入費の補助を行う一方で、公共施設への充電設備の設置についてはコスト面などの課題を抱えていました。こうした中、アジア地域で電気自動車や、その充電インフラ事業を展開する東京のテラ・モーターズから充電設備を無償で提供する提案を受けたということです。

 設置は、市役所や公民館などの公共施設に100基ほどを想定していて、今月(5月)中に現地調査を行って設置の可否や数などを決めます。来月(6月)以降にテラ・モーターズと協定を結ぶ予定でこの取り組みは栃木県内で初めてだということです。

 温室効果ガス排出量の最も大きな分野は、運輸部門で全体の3割ほどを占めています。那須塩原市は、自動車の保有台数が全国の上位200都市のなかで1人あたりの保有台数が全国で3位となっていることから電気自動車の普及を推進させ温室効果ガスを削減を目指します。市内の電気自動車の数は現在215台ほどで市では2030年に2700台を目標にしています。

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