生田斗真 巨大な滝の前でたたずむ姿 「渇水」場面写真

2023年6月2日より劇場公開される、生田斗真の主演、白石和彌のプロデュースによる、河林満の同名小説の映画化作「渇水」から、新たな場面写真が公開された。

場面写真は、生田斗真演じる主人公・岩切が、巨大な滝の前でたたずむシーンを切り取ったもの。水道料金の滞納者の「水を止める」という仕事をしている岩切が対面する滝。力強い水の力を目の当たりにすることで、岩切の中で何かが起きる。

「スタッフには、水が勢いよく大量に落ちてくる高さのある滝で、周りの木々に光が差し込んで、岩切の心象風景を表現できるような場所を探してほしいと難題を出しました。水とは何だろうと観る人に考えてもらう、重要なシーンでもありましたので」と、この“滝”にはこだわったという髙橋監督。雨続きの撮影だったが、“晴れ男”の白石和彌企画プロデューサーが新型コロナウイルスの療養明けで現場に顔を出すことができ、ようやく晴れ間が出たことで、作品のハイライトとなるシーンが出来上がったという。

「渇水」は、1990年に文學界新人賞を受賞、103回芥川賞の候補にもなった、河林満の小説の映画化作品。孤独を抱えた水道局員とたった二人で残された幼い姉妹の出会いをきっかけとしたヒューマンドラマとなっている。「凶悪」や「孤狼の血」シリーズなど、重厚な作品を作り続ける映画監督の白石和彌が初プロデュース。主演は、「土竜の唄」シリーズなどの生田斗真が務めている。監督は、岩井俊二監督作品「ラストレター」や、宮藤官九郎監督作品で助監督を務めた髙橋正弥。

【作品情報】
渇水
2023年6月2日(金)全国公開
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会

© 合同会社シングルライン