アダストリア 仮想空間「メタバース」対応、第3弾 「レイジブルー」の一部

現実の商品のイメージ(右)とアバターに着せた商品のイメージ(左)

■Z世代を中心に人気の商品

カジュアル衣料雑貨販売のアダストリア(水戸市、木村治社長)は18日、1990年代半ば以降に生まれたZ世代を中心に人気を集める自社ブランド「レイジブルー」の一部商品をインターネット上の仮想空間「メタバース」に対応し、販売を始めた。実際の商品を仮想空間上で自分の分身となる「アバター」に着せることができ、相乗効果を見込む。

販売するのはシャツ、カーゴパンツ、サンダルの3種類。価格は3種セット2000円で、創作物が売買できるウェブサイト「BOOTH(ブース)」で購入できる。それぞれ色や柄違いが用意され、アバターが毎日着替えることもできる。

メタバース対応は若者に人気のブランド「ハレ」などに次ぎ第3弾。新たにシャツの前ボタンの開け閉めやカーゴの裾を絞るといった動作も可能にした。実商品と同様、好みのスタイリングを楽しめる。

従来は同社公式ウェブストア「ドットエスティ」独自のアバターのみが対象だったが、それ以外のアバターでも着用できる。

同社の広報担当者は「メタバースを活用することで、ブランドの認知と普及が進めば」と期待を込める。

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