カージナルス7発で乱打戦制す ヌートバーは追加点のタイムリー

【ドジャース8-16カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

ドジャースとカージナルスの両名門球団が激突した4連戦の第1ラウンドは、5本のホームランで4回までに9点を奪ったカージナルスが、追い上げを受けるもさらに2本塁打7得点で突き放し、16対8で先勝に成功した。カージナルス先発のアダム・ウェインライトに今季初勝利(0敗)が記録され、メジャー通算200勝まであと4勝。ドジャース先発のフリオ・ウリアスは今季ワーストタイの6失点で4敗目(5勝)を喫している。

初回にJ.D.マルティネスのタイムリー二塁打で2点を失ったカージナルスだが、3回裏に打線が爆発した。まずはウィルソン・コントレラスが逆転の4号3ランを放つと、二死後にフアン・イェペス、ノーラン・ゴーマン、ポール・デヨングが3者連続ホームランを放ちウリアスをノックアウト。さらに4回裏にはノーラン・アレナドの9号2ランなどで3点を追加し、9対2とリードを広げた。

しかしドジャース打線も黙ってはいなかった。6回表、1点を返しなおも二死満塁の場面でフレディ・フリーマンが通算300本目のホームランとなる8号グランドスラムを放つと、続く7回表には今季本塁打数メジャー2位のマックス・マンシーが15号ソロを放ち1点差と怒涛の追い上げを見せる。しかし、続く一死1・2塁のチャンスをドジャースが逃すと、風向きは再びカージナルス優位となった。

8回裏、カージナルスは一死1・2塁のチャンスを作るとラーズ・ヌートバーがこの試合初安打となる追加点のタイムリーを放つ。すると再び打線に火が付きコントレラスの5号満塁弾、さらにはゴーマンの12号2ランが飛び出してこの回7点を奪い、一気にドジャースを突き放して試合を決めた。カージナルスはこの試合計12安打ながら16得点を奪うなど集中力を発揮。これで直近7試合60得点と驚異の攻撃力を見せている。

なお、「1番・中堅」でスタメン出場したヌートバーは、8回裏のタイムリーが3試合ぶりの安打。この日も前の打席まで4の0と苦しんでいたが、この打席をきっかけに再び活躍を見せたいところだ。今季の成績は打率.283、OPS.820となっている。

The post カージナルス7発で乱打戦制す ヌートバーは追加点のタイムリー first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.