“ELの王”セビージャ、またもEL決勝進出!37歳ヘスス・ナバスも「クレイジーだ。言葉では表現できない」

18日、UEFAヨーロッパリーグの準決勝2ndレグが行われ、セビージャが延長戦の末ユヴェントスに2-1で勝利。トータルスコア3-2で3年ぶりの決勝進出を果たした。

65分にドゥシャン・ヴラホヴィッチの先制点を許しながらその6分後、スソのゴラッソで追いつき、95分にエリク・ラメラが決勝点を決めてみせた。

セビージャと言えば、UEFAカップ時代を含め実に6度のヨーロッパリーグ優勝を誇る「ELの王」。決勝進出はこれで7度目だ。つまり、準優勝に終わったことは一度もなく、決勝へ進めば必ず頂点に輝いている。

現在のチームは、10番をつける元バルセロナのイヴァン・ラキティッチや、昨年のカタールワールドカップで大活躍したモロッコ代表のヤシン・ブヌ、ユセフ・エン=ネシリなどのタレントを擁している。しかし今季は開幕から不調にあえぎ、今年3月にホルヘ・サンパオリ監督が解任されていた。

後を受けたホセ・ルイス・メンディリバル監督のもとで立て直しに成功したのが現在の姿であり、4月以降の公式戦ではわずかに1敗(8勝3分1敗)。それまでの不振が嘘のような快進撃を見せている。

そんなセビージャを象徴する選手が、キャプテンを務める元スペイン代表のヘスス・ナバスだ。

地元でプロとなり、18歳の時にトップチームデビュー。2013年から2017年にかけてマンチェスター・シティでプレーしたあと再びセビージャに戻り、37歳となった今も主力として活躍している。

近年は右サイドバックを主戦場としており、今回の準決勝ユヴェントス戦でも2試合ともに先発。キャプテンマークを巻き味方を鼓舞しながらチームをけん引した。

試合直後のインタビューで「クレイジーだよ。言葉では表現できないんだ。チーム全員が全力を尽くしたのが素晴らしい」と興奮した様子で語ったナバス。さらに「彼ら(サポーター)が私たちと一緒にいてとても嬉しい。彼らは全てを受けるに値する」と、42,186人が詰めかけたラモン・サンチェス・ピスフアンをたたえていた。

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ヘスス・ナバスが自身4度目となるELのタイトルを獲得するのか(※個人としては2005-06, 2006-07, 2019-20シーズンにEL優勝)。

ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマとの決勝戦は、5月31日にハンガリーのプシュカシュ・アレーナで行われる。

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