行儀の悪いいじめっこを撃退するAI人形 耳を引っ張り引きちぎる 「M3GAN/ミーガン」本編映像

2023年6月9日より劇場公開される、ジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムが製作を務める映画「M3GAN/ミーガン」から、お友達AI人形M3GAN(ミーガン)が行儀の悪いいじめっこを撃退するシーンの、本編映像が公開された。

ミーガンの持ち主・ケイディをいじめる少年・ブランドンが、森の中でミーガンに対し、馬乗りになりちょっかいをかける。突如動きだしたミーガンは、おもむろにブランドンの耳をつかみ、「礼儀をわきまえなさい」と警告。ミーガンは抵抗するブランドンを逃げられないようにホールドすると、「礼儀を知らない子はどうなると?将来悪い大人になるの」と続け、つかんだ耳を引っ張り、そのまま引きちぎる。そしてミーガンは、痛みと恐怖におののくブランドンに対し、普段ケイディを見守るときとは正反対の冷徹な表情で、「お前が逃げる番よ」とお友達人形とは思えぬ言葉を言い放つ。

「M3GAN/ミーガン」は、まるで人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」が引き起こす恐怖を描いたスリラー映画。子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムされたAI人形「M3GAN(ミーガン)」を開発している、おもちゃ会社の研究者のジェマ。ある日、交通事故で両親を亡くし孤児となった姪(めい)のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示をする。だが、その決断は想像を絶する事態を招くことになる。

「ソウ」「死霊館」「アナベル」シリーズなどを手掛け、ホラー映画のヒットメーカーとして知られるジェームズ・ワンと、「ハロウィン」「透明人間」を手掛けたブラムハウスのジェイソン・ブラムが製作を担当。「マリグナント 狂暴な悪夢」のアケラ・クーパーが脚本を手掛け、ジェマ役を「ゲット・アウト」などのアリソン・ウィリアムズが務める。

一足先に本編を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■こがけん(芸人)
ミーガンの学習能力、造形美、なめらかな動き、ボディから聞こえる冷却ファンの音…その全てが恐怖で回収される瞬間の心地良さよ!未知なる子育てへの不安、両親を失った不安、それらとAI自体に抱く観客の漠然とした不安とがベストマッチ!
これは、AIとの共存を模索する〝いま〟観るべき作品。それにしても、ミーガンのオリジナルソングが最高すぎる…!勉強になりました!

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
AIやシンギュラリティ等の蘊蓄やSF要素を排除し、子供の養育や教育、“おもちゃ”との離別という文部省推薦級のお堅いテーマを、“人形”という仮面の下に隠した、来るべき近未来のスリラー版“TOY STORY”だ!こりゃ、シリーズ化されるわ。

■辛酸舐め子(漫画家・コラムニスト)
ミーガンを知ってしまった今は、現実でどんなにAIの危険性を言われても物足りないだけ……。
AIは人類の恐怖をエネルギー源に成長していくのかもしれません。

■ヒグチユウコ(画家)
もし、ミーガンが暴走せずに大切な友人として仕事をまっとうしていたら。だいじな友であり、守るべきひとが大人になり打ち捨てられてしまったら…ミーガンにとっての恐怖だろうと思う。人や動物のかたちをしたものに心を与えてしまうことの責任は大きいとおもう。

■リモーネ先生(ホラーゲーム実況者)
前半の少しづつ身近に迫る恐怖、そして後半からラストにかけての気持ちよさ。
観終わった時、最近観たスリラー映画の中でも一番圧倒的な満足感がありました。
続編制作も決まっているということで、楽しみです。
ミーガンが出るゲームも作って欲しい……!

■柏木べるくら(YouTuber)
今までで観たどのAI系の映画よりも不気味。AIが日々進歩するこの時代で、もしかしたら現実にあり得るかもと
思える人間ドラマ。色々なスリラー映画のオマージュを感じれる作品。

【作品情報】
M3GAN/ミーガン
2023年6月9日(金)より、全国ロードショー
配給:東宝東和
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