「フル・モンティ」がドラマシリーズで復活 ロバート・カーライルらオリジナルキャストが再結集

1997年のイギリス映画「フル・モンティ」が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のスターにて、オリジナルドラマシリーズ「フル・モンティ」(全8話)として独占配信されることが発表された。

映画「フル・モンティ」は、失業でお金に困った中年オヤジ6人が、ストリップショーで一攫千金を狙うというストーリーの作品で、英国アカデミー賞の作品賞と主演男優賞(ロバート・カーライル)を受賞、米アカデミー賞作曲賞を受賞し、日本でもハートウォーミングなヒューマンコメディドラマとして話題になった。

ドラマシリーズ「フル・モンティ」では、主人公のガズ役のロバート・カーライルをはじめ、6人のメインキャスト全員が再集結する。映画から25年後の設定で、舞台は同じくイギリスのシェフィールド。工業はすたれ、医療、教育、雇用も崩壊しつつある状況下で、深い絆で結ばれている仲間たちの、明るくておバカで、そして崖っぷちで生きる様子が描かれる。6人のさえない男たちがすべてをさらけ出してから25年、相変わらず珍騒動を繰り広げていた彼らだったが、ある悲劇に見舞われ、大切な友達のため再び一致団結することになる。

キャストには、息子の親権を取り戻そうと奮闘する主人公ガズ役をロバート・カーライル、ガズの親友デイヴ役のマーク・アディ、ガズの元上司で無理やりストリップに参加させられるジェラルド役のトム・ウィルキンソン、失業後に自殺未遂を起こすがガズに命を救われたロンパー役のスティーブ・ヒューイソン、老人ながらダンスが得意なホース役のポール・バーバー、ダンスは苦手だが別のセックスアピールで仲間入りしたガイ役のヒューゴ・スピアーが勢ぞろい。ガズの息子ネイサン役のウィリアム・スネイプも再出演する。

脚本は、映画版でも脚本を担当し、「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞脚色賞を受賞したサイモン・ビューフォイ。製作総指揮を、映画版でも製作を担当し、英国アカデミー賞作品賞受賞、米アカデミー賞作品賞ノミネートの経歴をもつウベルト・パゾリーニが担当する。

予告編では、25年が経過しても変わらず仲良さそうな仲間たちが映し出される一方、それぞれに問題を抱え、ガズもティーンエイジャーになった娘との関係に苦労している様子が見られる。それでも「派手にやろう」「すごい復活になるぞ」というセリフが、まだまだ老いぼれていない彼らの大活躍を予感させる映像となっている。

【作品情報】
フル・モンティ
2023年6月14日(水)よりディズニープラス スターにて独占配信開始
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