平和公園到着 遅れた米・バイデン大統領 原爆資料館の滞在時間は40分弱 サミット

小林康秀 キャスター
原爆を投下した国・アメリカのバイデン大統領の広島訪問。アメリカ政府高官によりますと、平和公園では発言する機会はなく、原爆投下に関する謝罪もしないと、そのように話しています。78年前に広島で命を落とした人々に敬意を表するとともに、核不拡散に対するアメリカの責務を再確認すると話しています。

また、違う話なんですけれども、共同通信・編集委員の 太田昌克 さんが、なかなかアメリカ大統領が到着しなかった。なかなか車から降りてこなかった。もしかしたら債務問題などアメリカ国内と電話などでやり取りしていたんじゃないかという話がありましたけれども、ホワイトハウスがさきほど、このツイッターを上げました。

債務上限問題についてアメリカで作業を進めているチームとのオンライン協議をやっているバイデン大統領の写真だということです。直前までホテルでこういった会話をして、さらに協議をしながら平和公園に到着したので、到着後も険しい表情というか、じゃっかんさえない表情だったんじゃないかなと。

共同通信社 編集委員・論説委員 太田昌克 さん
朝の番組で発言させていただいたんですが、平和公園に着いて、バイデン大統領がなかなか車から降りてこない。3分くらい、確かずっと車内にいたんですね。これ、何だろうな、セキュリティーかなと思って、その際も申し上げたのが、こういう内政の課題が今、野党とバチバチですからね。おそらく、そういった余波でバイデン大統領が広島に来ても、そういった仕事をしなきゃいけない。債務の上限問題があるのかなと思ったら、さきほどツイッターが出ていたということですね。

小林康秀 キャスター
そして、どのぐらい、原爆資料館にバイデン大統領が実際にいたのかといいますと、11時21分から12時ぐらいまで、太田さんがおっしゃったとおり、だいたい40分弱ぐらいの時間だったんです。ただ、その中身については、さきほど、原爆資料館の館長が記者会見を行いましたが、「日本政府に聞いてほしい」ということで、館長としては発言することができない。コメントすることはないということなんですが、写真が入ってまいりました。

芳名録に記帳している様子です。G7の首脳が並んで、目の前には折り鶴が置かれていますけれども、芳名録に記帳しているという状況です。

何枚かあります。バイデン大統領が芳名録に記帳している様子。

もう1枚あります。マクロン大統領と岸田総理が言葉を交わしながら、ちょうど芳名録に記帳が終わった後のバイデン大統領はペンを胸に、あるいは書類を何か胸にしまっている様子がうかがえます。

この後に平和公園の原爆慰霊碑に献花をして、植樹をして、そして、ホテルに戻りまして、最初の会議が行われているんではないかと思います。その様子がさきほど、岸田総理のツイッターで上がってまいりました。

円卓の様子です。会場となるグランドプリンスホテル広島の角の海がよく見える位置に、木がふんだんに使われた、たぶん、県産材だと思うんですけれども、そういった机を囲むようにして9人の首脳たちが笑顔で写真撮影に応えているということです。いくつか飲み物も置かれていますし、フォークとかナイフも置かれていますので、ワーキングランチでご飯を食べながら最初の討議が行われているというところですね。机の中央にあるのがカメラでして、各国の首脳を発言している様子を撮影するという状況となっています。

© 株式会社中国放送