「自分の命守るため」努力義務化も浸透せず 自転車ヘルメット着用呼びかけ=静岡県警

自転車で通学する中学生や高校生に対し、静岡県警はマナーの向上やヘルメットの着用を呼びかける街頭指導を5月19日行いました。

19日朝、静岡市葵区の静岡商業高校では、警察官と交通安全委員の生徒ら18人が自転車で通学する生徒らに対して交通ルールやマナーについて呼びかけました。

静岡商業高校は、通学で自転車を利用する生徒の数が9割を超えています。しかし、学校の調査ではヘルメットを着用している人は2%に満たない程度で、努力義務化されたヘルメットはまだまだ浸透していないのが実情です。

県警によりますと、過去10年間に県内で自転車乗車中に死亡した人は168人で、そのうちヘルメットを着用していなかった人は158人と全体の94%にも上ります。

<静岡中央警察署 松浦広卓交通官>

「まずはご自身の命を守るため。ここが一番だと思いますので、ぜひ、ヘルメットをかぶっていただきたいと思います」

県警は街頭広報や交通安全教室などを通じて、ヘルメットの着用を呼びかけていきたいとしています。

© 静岡放送株式会社