ヴィッセル神戸は18日に公式YouTubeチャンネルを更新し、DF酒井高徳が選ぶJリーグ歴代ベストイレブンを選ぶ動画企画を公開した。
酒井はアルビレックス新潟からシュトゥットガルト、ハンブルガーSVでプレーし、日本代表通算42試合に出場した日本屈指のSBだ。
そんな名選手である酒井が選んだベストイレブンは?4-3-3のフォーメーションで選択した。
GK川島永嗣
「海外でゴールキーパーとして活躍した第一人者だと思う。個人的には見てきたキーパーの中で一番だと思いますね。圧倒的にシュートストップは違った。後ろにいて頼もしい存在」
ゴールキーパーは今季で海外13シーズン目となるベテラン川島を選択。反応の速さに優れ、日本代表の窮地を何度も救ってきた。
SB長友佑都、内田篤人
「やっぱこの2人は絶対だと思います。現時点で最高のサイドバックだと思います。2人がいたら安心って思われていた一時代が納得できる」
サイドバックはザックジャパンで不動のコンビだった長友、内田を選出。推進力と運動量に長けた長友と、頭脳派で技術に優れた内田は抜群のバランスを誇っていた。
CB田中マルクス闘莉王、冨安健洋
「どっちも空中戦強い。トゥーさんほどヘディングいけて守備できて足下ある選手はあんまり見たことない。攻守において結構俺の中で完璧な人かな。冨安も言っていることはほぼ一緒ぐらいかな」
センターバックは闘志あふれる守備と足下の技術に優れた闘莉王さんと、複数ポジションをこなせるマルチロールの冨安を選んだ。
アンカー 遠藤保仁
「ボランチって言われて日本で思い出すのは、俺はヤットさんしかいないかなと思いますね。すごくゆっくり動いているようだけど、そこにいなきゃいけないところにしっかり立っている。ポゼッションを理解しすぎてあの人からポゼッションが勝手に始まっている」
日本代表最多となる通算152試合出場、Jリーグ最多の通算768試合(J1は672試合、J2は96試合)の記録を持つ生ける伝説・遠藤保仁を選んだ。いつも時代も遠藤の技術の高さは多くの有識者から絶賛されている。
2シャドー 香川真司、アンドレス・イニエスタ
「シャドーは香川真司くんでしょ。イニさんしかいないでしょ。30年の歴史があっても彼を超える人はいないでしょう。(イニエスタと)息があった時めちゃくちゃ嬉しいですね。ちょっと自分も一瞬すげえやつになった気分になる」
2シャドーはドイツの名門ドルトムントでセンセーショナルな活躍でワールドクラスの仲間入りを果たし、今季J1セレッソ大阪に帰還した香川を選択。そして神戸の同僚であり、スペインの伝説的名手であるイニエスタを選んだ。
左WG三笘薫
「ウイングでいま三笘くん以外いないでしょ。現時代で一番活躍している選手がやっぱりその30年の中でも一番かなと思うんで。経験したことを本当に成長につなげようとしていて、つなげているというのが一番わかる選手かな」
左ウイングは類を見ないドリブル技術と優れたチャンスメイク能力でプレミアリーグの注目株となっている三笘を選んだ。
右WG本田圭佑
「こっちはケイスケ・ホンダで。内でもプレーできるし、外でもプレーできるし、味方を使うのも上手い。香川くんと圭佑くんのコンビネーションももちろんいいんですけど、イニさんと圭佑くんとかおもしろそうだねぇ」
ワールドカップ3大会連続で得点とアシストを挙げ、イタリアの超名門ACミランで10番を背負った本田を右ウイング選出した。
CFマルキーニョス
「俺がやってきてこの人やべぇなと思ったのはやっぱマルキーニョスですね。総合的に対戦してみて、守備めっちゃ頑張るし、つえーし、うめーし、はえーしもうなんか全部持っていたなって思う。獣みたいだった」
センターフォワードは鹿島アントラーズなどで猛威を振るったマルキーニョスをチョイス。獣みたいだったと酒井が言うように、ワイルドな点取り屋だった。
MVP遠藤保仁
「30年のJリーグ一番知っている人を使うしかないでしょって考えたら、ヤットさんしかいないでしょ。サッカー選手的なあれで言ったらもちろんイニさんですけど、Jリーグっていう言い方するんだったらやっぱそこはちょっと譲ってもらってヤットさんで!」
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MVPはJリーグ、日本代表で最多出場記録を持つ伝説的なゲームメイカーである遠藤を選んだ。