欧米のクラシックカーで神奈川県内外の名所を巡る「クラシックジャパンラリー横浜Y164」の出発式が19日、横浜市中区の横浜元町ショッピングストリートで開かれた。骨董(こっとう)品のような艶を放つ45台はエンジン音も高らかに、3日がかりで富士山麓などを走る。
一般社団法人クラシックジャパンラリー(同市西区)の主催で、横浜セントラルタウンフェスティバル実行委員会の共催。同実行委が手がける開港記念イベント「ハマフェス」の一環でもある。
1927年製のブガッティや29年製のアルファロメオ、53年製のジャガーなど、20年代から70年代に造られた名車が勢ぞろいした。英国製「MGTC」のオーナー中村清一さん(47)=横浜市青葉区=は「古いエンジンや電気系統などの維持が大変」と苦労を明かしながら、「クラシックカーで街が少しでも明るくなれば」とハンドルを握った。
箱根町や静岡、山梨県を経由する約500キロのコースで、運転技術などを競う。県内は21日午前11時10分ごろに江の島、同11時40分ごろに鎌倉プリンスホテルを通り、午後2時半ごろに元町に戻る。