好みのキャラグッズ求め 「キングダム展」観光客も続々

迫力あふれる原画に見入る来場者=金沢21世紀美術館

  ●21美、しいのき迎賓館 26日まで

 金沢21世紀美術館としいのき迎賓館で開催中の北國新聞創刊130年記念「キングダム展-信(しん)―」(北國新聞社、テレビ金沢主催)は会期終盤に入った19日、市民や観光に訪れた県外客らでにぎわった。公式ビジュアルブックや缶バッジ、複製原画などの公式グッズをそろえたしいのき迎賓館にも熱心なファンが足を運び、好みのキャラが描かれた品を探し求めた。

 しいのき迎賓館には、クリアファイルやキーホルダー、ペンケース、Tシャツ、エコバッグなど約70種類が並んでいる。中には焼酎サーバーなど珍しい商品もあり、若者たちが「こんなグッズもあるんだ」などと話題にする光景が見られた。

 埼玉県所沢市の会社員、島田麗奈さん(29)は、キャラクターをかたどった数種類のアクリルスタンドを手に取り、「原画はどれも素晴らしく、1時間以上堪能した。金沢は食べ物もおいしく、いい旅行になっている」とうれしそうに話した。

 原画が並ぶ金沢21世紀美術館では、作中でも屈指の戦いとされる「函谷関(かんこくかん)の戦い」を描いた原画などにファンが見入った。

 「キングダム」は、春秋戦国時代の中国が舞台で、大将軍を目指す主人公・信と若き秦王・嬴政(えいせい)(後の始皇帝)が中華統一を目指す物語。展示会場は、作者である原泰久さんの直筆生原稿400点に加え、巨大グラフィックで漫画の壮大な世界観を表現している。

  ●土曜は午後8時まで

 キングダム展は26日までで、開場は午前10時~午後6時、土曜は午後8時まで。入場料は一般1500円、中高生千円、小学生500円。

お目当てのグッズを探す熱心なファン=しいのき迎賓館

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