50年前の思い出と再会へ 神奈川・大磯小でタイムカプセル開封、当時の在校生集まりイベント 

タイムカプセルの収蔵品(大磯小タイムカプセル開封事業実行委員会提供)

 ことし創立150周年を迎える大磯町立大磯小学校(同町東小磯)が、50年前にタイムカプセルに収めた当時の在校生の私物を27日のイベントで返却する。ただ、半世紀の時を経て多くが町外に出ており、当時の在校生でつくる大磯小タイムカプセル開封事業実行委員会は「何人が来てくれるか」と気をもんでいる。

 タイムカプセルは同校の創立100周年事業として、1973年11月に全校児童と学校側が持ち寄った計約2千点を超える思い出の品を封入した。

 50年後の150周年で開封することになっていたが、事前に確認作業が必要とのことから実行委が昨年12月にカプセルを開封した。絵画や作文といった授業での児童の作品のほか、かけそばが1杯120円だった当時の物価表などもあった。収蔵物は意外なほど傷んでいなかったという。

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