「粛然と胸に刻むときを共有」G7首脳の原爆資料館訪問などに岸田総理

岸田総理はサミット初日を終えた会見で、核保有国を含むG7首脳らが原爆資料館を訪問し被爆者と対話したことなどについて「被爆の実相に触れ、これを粛然と胸に刻むときを共有した。核兵器のない世界への決意を世界に示す観点からも、歴史的なことであった」と振り返りました。

原爆資料館では岸田総理自ら展示内容を説明しました。

一方でどのような展示を見たのかなど、詳しい訪問内容を非公表にしている理由は述べませんでした。

また岸田総理は初日の議論を踏まえ核軍縮に焦点を当てたG7初の独立首脳文書「広島ビジョン」を発出すると表明しました。この中で核戦力の透明性に関し、アメリカ、フランス、イギリスのこれまでの行動を歓迎するとしたうえで、それ以外の核兵器国もならうよう求めています。

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