王者アストロズに朗報 アルトゥーベが右手親指骨折から戦列復帰

日本時間5月20日、アストロズはホセ・アルトゥーベの戦列復帰を発表した。オールスター・ゲームに8度選出されるなど、球界を代表する二塁手として活躍してきたアルトゥーベは今年3月、ベネズエラ代表として出場したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の試合中に死球を受けて右手親指を骨折。開幕から故障者リスト入りしていた。今日のアスレチックス戦に定位置の「1番・二塁」でスタメン出場する予定。なお、アルトゥーベの復帰に伴い、デービッド・ヘンズリーがマイナー降格となっている。

現在33歳のアルトゥーベは2017年にア・リーグMVPに輝いたのをはじめ、シルバースラッガー賞6度、ゴールドグラブ賞1度、首位打者3度などの実績を誇る名二塁手。昨季は141試合に出場して打率.300、28本塁打、57打点、18盗塁、OPS.921をマークし、自身2度目となるワールドシリーズ制覇に貢献した。当初、6月上旬まで復帰できない見込みだったが、本人が「この地点に到達するために一生懸命努力してきた。助けてくれたすべての人々に感謝したい。復帰できて本当に嬉しい」と語っているように、懸命の努力が実を結び、予定より早い復帰が実現した。

アストロズはアルトゥーベ不在のあいだ、ルイス・ガルシアやホセ・ウルキディといった主力投手の故障離脱がありながらも、24勝19敗の貯金5と大健闘。地区首位のレンジャーズに2ゲーム差の2位につけるなど、アルトゥーベ不在の期間を見事に乗り切った。これはアルトゥーベの代役として二塁に入り、打率3割をマークしているマウリシオ・デュボンらの奮闘も大きい。頼れるリードオフマンが戻ってきた昨季王者は、ここからさらに勢いに乗っていきそうだ。

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