事故防止へ改善を…3歳児重体の保育園、久喜市が特別指導監査 事故状況、安全管理などを調査

男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

 埼玉県久喜市は園児が重体になる事故が起きた久喜市栗橋東の「なずなの森保育園」に対し、児童福祉法に基づく立ち入り検査を行い、職員への聞き取りや帳簿類を調べる特別指導監査を開始した。

 同園では今月2日、園庭で男児(3)の首にロープが絡まり、意識不明の重体となる事故が起きた。市保育課は、事故直後から任意で当時の事情について、聞き取りを実施。16日から同法に基づく監査を開始した。

 事故当時の状況に加え、園の運営や安全管理の在り方などを再確認し、事故防止に向け、改善報告の提出を求める。

 市は「重大な事故が起きた。事故の状況、安全管理について調査を進め、市としてもしっかり対応していきたい」としている。

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