
大村公園(長崎県大村市玖島1丁目)で見頃を迎えるハナショウブをPRしようと、県立大村城南高の生徒らが19日、長崎空港(同市箕島町)の国内線到着ロビー付近に「ミニ花菖蒲(はなしょうぶ)園」を設置した。6月6日まで楽しめる。
観光誘客につなげようと、市が同校と長崎空港ビルディングに依頼し毎年実施。造園などを学ぶ同校環境デザイン系列の3年生11人がデザインと設置作業に取り組んだ。
生徒らは同公園のシンボル、玖島城跡の板敷櫓(いたじきやぐら)を描いたパネルを置き、石やマツ、モミジなどを使って花菖蒲園を再現。試作した写真と見比べ、ハナショウブ約40本を配置した。下釜未来さん(17)は「奥行きを出し、城とショウブのコラボレーションを意識した。見た人が公園にも行ってもらえれば」と話した。
市によると、同公園のハナショウブは19日時点で三分咲き。今月下旬が見頃という。