宮田笙子がNHK杯連覇、世界選手権代表に 3位の深沢こころも、体操個人総合

体操のNHK杯女子個人総合で2連覇を果たした宮田笙子=5月20日、東京体育館

 体操の世界選手権(9~10月・ベルギー)代表選考会を兼ねた個人総合のNHK杯は5月20日、東京体育館で女子が行われ、福井県勢の宮田笙子(鯖江高校出身、順天堂大学)が合計161.063点で2連覇を果たした。深沢こころ(同、筑波大学)も3位に入り、2人は上位4人に与えられる代表に決まった。ともに昨年に続く2回目の代表入り。

 NHK杯は4月の全日本個人総合選手権の得点を持ち点に22人で争った。首位と0.166点差の2位スタートだった宮田は跳馬で14.266点の高得点を出すなど、全4種目で安定した演技を見せ、逆転で頂点に立った。4位スタートの深沢は得意の段違い平行棒で種目別1位の13.900点を出すなどし、順位を一つ上げて初の表彰台に立った。

 宮田は「(右足のけががあり)正直不安はあったが、全日本選手権より自信をもって最後まで諦めずにできた」と語った。深沢は「すごく緊張したが、大きなミスもなく最後までやりきれたのは良かった」と話した。

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