成長楽しみに種植え 綿花栽培に親子、中学生ら参加 ガーゼ服ブランド「ao」

 糸魚川市中宿に縫製工場を持つガーゼ服ブランド「ao(アオ)」(五十嵐昌樹社長)は20日、同市宮平の自社畑で綿花の種を植える作業を行った。

子どもから大人まで参加して綿花の種を畑に植えた

 同社はオーガニックコットンを栽培し、収穫した綿花を原料に用いた生地でベビー肌着などを作っている。「いといがわコットンプロジェクト」として市内の学校や保育園、福祉施設、一般家庭なども栽培に協力。ベビー肌着は同市で生まれた赤ちゃんにプレゼントしている。
 同日は、同プロジェクトに協力し栽培活動に取り組む市内事業者から親子、一般16人、能生中から生徒、教職員16人が参加。同社スタッフ合わせて35人がそろい、2カ所の畑に分かれて種を植えた。
 参加者は1粒ずつ植えて土をかぶせ、水をかけ、成長を楽しみにした。屋村日和ちゃん(3)は「(種を)土に入れて水をあげて上手にできました」とうれしそうに話した。
 同社は新しい素材の開発を目指す計画で、今年は和洋綿6種類を栽培する。収穫は9月下旬ごろ。
 ベビー肌着は出産予定日の約1カ月前から引き渡しが可能。問い合わせは同社(電025・555・2300)へ。

© 株式会社上越タイムス社