「マンチェスター・シティは感情のない勝つ機械」元ブライトンFWが指摘

マンチェスター・シティのプレミアリーグ3連覇が決まった。今季は躍進したアーセナルが248日間も首位に立っていたが、最後には覇権を奪還している。

シティはFAカップとUEFAチャンピオンズリーグでも決勝に進出しており、3冠達成の可能性がある。

そうしたなか、元ブライトンFWグレン・マレイはBBCでこう述べていた。

「そうだね、(3冠を達成した1999年のマンチェスター・ユナイテッドよりも)彼らのほうが優れている。

子供の頃はユナイテッドファンだった私はあの世代に憧れていたので不本意ではあるがね。あの偉業が繰り返されることは絶対にないと思われていた。

ただ、いまのシティは致死的だ。彼らは人々を打ち負かして突き進む。

感情のない勝つマシーンだ。彼らを悩ますものはなにもない。

(大のシティファンである)ノエル・ギャラガーのインタビューを聞いた。彼はCLレアル・マドリー戦後のロッカールームに飛び込んだが、死んだように静まり返っていたと」

「『おい、君らはCL決勝に進んだんだぜ』と言っても、『そうだね。でも、ノエル、僕らはまだ何も勝ちとってない』ってな感じだったと。

彼らは次を考えていた。プレミアリーグ、FAカップ、CLを制覇しようと。

その時こそ、彼らが楽しむときだ。自分たちは多くの人が考えている存在であり、これまで見たなかで最高のチームのひとつであることが証明された時にね。

彼らはとても順応性がある。4(バック)から3、2へと変化する。カイル・ウォーカーのスピードと素晴らしさもある。

ただ単純にすごい。言葉を失うほどだ。アーセナルのタイトルだったが、シティが勝利を積み重ねた」

シティはマシーンのようだとしつつ、3冠に期待しているとも話していたそう。

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また、元リヴァプールDFジェイミー・キャラガーも「(3冠を達成する)だろう。ほぼ毎シーズン、優勝の可能性があるように感じる。ジョゼップ・グアルディオラ監督によって、スタンダードが非常に高くなった。他の監督ならその高みに達することはなかっただろうし、彼が最大の違いだ。他のクラブは自分たちがシティに挑戦できると信じているだろうか。現時点で彼らは全く別次元にいる。いまはフィル・フォーデンがチームに入れていないのだ。それがアーセナルとの違い」と指摘。

元アイルランド代表GKシェイ・ギヴンも「すごい。右SBやCB、MFまでこなす影のヒーローであるジョン・ストーンズさえもね。弱点が見当たらない」と脱帽していた。

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